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ジャイロキャノピーってヘルメットはいらないの?

公開日:2021/11/15   最終更新日:2023/09/28


宅配バイクとして使われているミニカーは、どのようなバイクかご存じでしょうか。ミニカーは原付やバイクと違う部分がいくつかあるため、宅配時にはミニカーの特性を確認しておく必要があります。そこで今回は、ミニカーの特徴やメリット、デメリットについて解説します。ぜひ参考にしてください。

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ヘルメットなしでバイク乗るのって違法?

バイクに乗るとき、ヘルメットは原則着用しなければいけません。道路交通法の第七十一条の四に規定されているからです。

規定内容は、乗用車ヘルメットをつけないで、大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動機付自転車を運転してはいけないと示されています。バイクを運転しているにもかかわらずヘルメットをつけない場合は、交通法違反にあたるでしょう。

しかし、ピザ屋や寿司屋の宅配バイクに乗っている人で、ヘルメットをつけていない人を見たことはありませんか?そのバイクは、タイヤが3つついている「ジャイロキャノピー」という三輪バイクで、バイクの種類によってヘルメットをつけなくてもよい場合があります。

ジャイロキャノピーにヘルメットがいらない理由?

大型自動二輪車や原動機付自転車はヘルメットをつける義務がありますが、三輪バイクは道路交通法において義務付けられていません。理由は、三輪バイクは「ミニカー」に分類されるためです。

ミニカーは屋根のついた三輪バイクを指し、エンジンは50cc以下で原動機付自転車とスペックはほとんど変わりません。ただ、分類は自動車のためヘルメットの着用義務があり、普通自動車免許も必要なため注意しましょう。

ヘルメットをつける義務がないとはいえど、安全を考慮するとヘルメットをつけた方が安心です。宅配でミニカーを使っている企業は、ヘルメットを推奨している場合が多く、ヘルメットが支給された際は着用して運転しましょう。

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ジャイロキャノピーってどんなもの?

ジャイロキャノピーとは、三輪バイクのことでホンダが製造しています。ピザ屋などの宅配で使用されているバイクです。屋根とタイヤが3輪ある点が、原動機付自転車とは異なります。

ジャイロキャノピーはミニカーに分類されるため、ヘルメットをつけなくても運転できますが、ジャイロキャノピー以外でもヘルメットなしでバイクに乗れるのをご存知でしょうか?

なんと、原動機付自転車をカスタマイズし申請すると、ヘルメットをつけなくても運転できるようになります。排気量50cc以下、原動機の出力が0.6kW以下、500mm以上のタイヤが3輪以上の規定を守られていれば、ミニカーとして登録可能です。

ヘルメットなしで乗れるのはジャイロキャノピーだけではないため、オリジナルにカスタムしてドライブを楽しみましょう。

ミニカーとは

ミニカーとは、屋根が付いた三輪のスクーターバイクのことで、宅配バイクとしてよく活用されています。説明の都合上スクーターバイクといってしまいますが、ミニカーという名前の通り、分類的には小さな車です。車といえどもスペック的には原付自動車とほとんどかわらず、エンジンは50cc以下のもので、モーターの定格出力が0.6kW以下、全長は2,500㎜以下、全幅は1,300㎜以下のボディのものを指します。

このミニカーを運転するためには普通自動車免許が必要ですが、法律によって自動車扱いされることもあれば、原付バイク扱いされることもあるため、少々ややこしい車といえるでしょう。大きな違いはナンバープレートです。ナンバーがブルーになっている場合、ミニカーとして登録された車両である証拠となりますので、宅配のバイクがミニカーなのか原付なのかを判断するためにはナンバープレートをチェックしてみましょう。

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ミニカーにヘルメットはいらない

ミニカーは自動車の仲間ではありますが、見た目が三輪バイクということもありヘルメットが必要か悩む方は少なくありません。結論からいうと、法律的にはヘルメットは必要ないので、ミニカーに乗っている方の多くはヘルメットを被っていないのです。バイクなのにヘルメットをつけていないと勘違いしてしまう方もいますが、法律上はまったく問題ありません。

ただし安全面を考えるとヘルメット着用を推奨している企業が多く、宅配時利用するときにも、ヘルメットが支給されるお店が少なくありません。ヘルメットの着用義務はありませんが、安全運転を心がけるのであれば一応ヘルメットを着用しておいた方がいいでしょう。ちなみにミニカーは車といえどもシートベルトの着用義務もありません。正にバイクと車のラフさを融合した乗り物として親しまれています。

ミニカーのメリット

ミニカーはヘルメットやシートベルトなどをつけなくても問題ない他にも、さまざまなメリットがあります。

まず法定速度は60㎞/hになるという点です。原付ですと30㎞/hが速度制限ですが、ミニカーはあくまで車ですので速度制限が車と同じ速度になります。宅配バイクにとってスピードは重要な部分です。単純に速度が倍以上出せるようになれるため、配達速度も倍になります。正にミニカーはデリバリーの強い味方といえるでしょう。

次に二段階右折の煩わしさがなくなるという点です。原付バイクは二段階右折の標識がある道路や片側三車線以上の道路、一方通行で三車線以上の道路で右折をする場合、必ず二段階右折をする必要があります。ミニカーであれば普通に右折ができるため、信号待ちの時間も短縮可能です。このように一見原付であるにも関わらず、原付の難点をすべてクリアしたのがミニカーの魅力といえるでしょう。

ミニカーのデメリット

魅力満載のミニカーですが、残念ながらメリットだけではなくデメリットもあります。

まず、ミニカーの存在を知らない警察関係者が、ノーヘルメット運転をしている時に止めてくる場合もあるということです。ミニカーはまだまだ認知度が低い乗り物ですので、警察関係者の中にも「原付に乗っているのにヘルメットをしていない」と勘違いする方はいます。事情を説明すれば理解してもらえますが、停められるケースは意外と多く、宅配中に無駄な時間がかかってしまう可能性が高いということを頭に入れておきましょう。

次にミニカーは自動車ですので普通自動車免許が必須です。原付免許では運転できませんので、最低でも18歳以上になって免許を取得しないと、運転はできないでしょう。また自動車といえどもエンジンが50ccということもあり、高速道路も走れないのは難点です。

このようにいくつかデメリットもありますが、宅配バイクよりも安定した走りができるのをはじめ、屋根がある分、雨風にも強いのが嬉しいポイントといえます。ミニカーを導入するデリバリーショップは増えており、普通自動車免許を持っている方は重宝されます。デリバリーバイクスタッフとして本格的に働きたい方は原付免許だけではなく普通自動車免許も取得して、将来的にミニカーの運転を目指すのがおすすめです。

 

近年デリバリーショップで導入される事が増えているミニカーは、デリバリーバイクスタッフからも人気があります。暑い夏場などはとくに、蒸れるヘルメットを被らなくても運転ができるため重宝されている乗り物です。もちろん安全性を考えてヘルメットは推奨されていますが、より快適に運転できる乗り物で宅配業務を行いたい方にとって、ミニカーは革命的存在といえるでしょう。

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