コロナ禍になって以降、リモートワークやオンライン授業など、在宅でさまざまな活動ができるようになってきました。こうした「巣ごもり消費」が日常化するのにともなって、宅配業界の需要もまた、大きな高まりをみせるようになりました。今回は宅配業界の現状と、配達には欠かせないデリバリーバイクについて解説していきたいと思います。

コロナ禍で需要が高まっている宅配業界

コロナ禍がはじまって3年がすぎ、「新しい日常（ニューノーマル）」という言葉もずいぶんと定着してきました。コロナ禍以前と以後で同じ働き方をしている会社はほとんどないかと思われますが、それは宅配業界も同様でコロナ禍の需要に合わせて大きく変化していきました。まずは、今の宅配業界について説明していきます。

新型コロナにおける生活の変化

国土交通省による「新型コロナによる生活や意識への影響とその変化－新型コロナ生活行動調査－」の集計結果によると、コロナをきっかけにテイクアウトやフードデリバリーを利用する人が増加しましました。「食料品・日用品のネット購入」について「コロナ流行前に頻繁に利用していた/利用していた人」はアンケート全体の31.7%だったのに対し、緊急事態宣言中は35.3%と3.6%の利用増加がありました。

また、同じく国土交通省がまとめたレポートの「2020年宅配便取扱個数」は前年度比11.9%増の48億3,647万個と、6年連続過去最多であったといわれています。オンライン飲み会やオンライン会議、オンライン授業にライブストリーミングなどコロナでの巣ごもり消費の需要の多さや在宅での活動の多様さからきたものと考えられます。

そして、終わりの見えないコロナ禍の現状も考慮すると、宅配需要は以前より高く、そして今後ますます大きくなっていくものと考えられます。

宅配業界の現状

そんな需要の高まりをみせる消費者と比べ、宅配業界はどうなっているのでしょうか。物流そのものの需要が伸びているので売り上げは増加傾向にあるといえます。トラック運送業の営業収入では2003年には12兆2,000億でしたが、2016年には約14兆5,000億円となっています。件数自体も増え、同年数で比較しても、1400万件から2,300万件と増加しています。

一方で、現場で働いている人たちはどうでしょうか。一言でいうと「慢性的な人手不足」であるといえます。高まる需要に比べ、供給が追いついていないのが現状です。当たり前ですが、荷物は軽いものばかりではありません。トラックはもちろんのことデリバリーであっても同様です。一度に大量注文する人もいて、大変な肉体労働であることにかわりはありません。

また、悪天候であってもきちんとお客様に届けなくてはならず、そういった過酷な環境が人員不足の原因の1つであるといえそうです。

全天候型バイクとは？

実は、そんな過酷な労働環境が少しでも快適になるような配送にうってつけのバイクがあります。「全天候型バイク」です。その名の通り「すべての天候」に対応しています。外出は雨天時にストレスがかかるものですが、このバイクは別名「屋根付きバイク」ともよばれ、その名のとおり、屋根がついています。

そのため、雨に濡れることなく快適に荷物を運ぶことができます。数年前からこの屋根付きバイクは存在していましたが、ややマイナーな存在でした。コロナ禍での需要の高まりを受け、デリバリーバイクはさまざまなものが登場するようになりました。

全天候型バイクの特徴

・オプションで屋根を付けるより頑丈な設計
もともと屋根付きの製品として新車販売されている車両なので後付けするよりも丈夫な造りとなっています。

・三つのタイヤで自立しているものもあるので安定感がある
全天候型バイクはタイヤが2つのもと3つのものがあり、メーカーによって異なりますが、デリバリーバイクはタイヤ3つのもが多いようです。タイヤが2つより強風や大雨などでも安心して走ることができます。

・バイクをレンタルすることもできる
こちらも会社によりますが、デリバリーバイクを始める飲食店や個人事業主、副業希望者などに向けて宅配バイクをレンタルサービスしてくれる会社もあるようです。購入費や維持費が気になる人は会社ごとに比較・検討してみてはいかがでしょうか。

バイク選びを妥協しないで！

今回はコロナ禍で変化した日常と、それにともなう宅配業界の変化、そしてデリバリーバイクについて説明しました。いかがでしたか。

最近では飲食店だけでなく、個人事業として、あるいは副業の一環として個人個人が配送をする人も増えてきました。車のような長距離運転ができ、自転車のように機動力のあるバイク。まさに宅配業にうってつけの乗り物ですが、悪天候の中で配達する過酷さもまた宅配業界の課題の一つでありました。

しかし、今回紹介した全天候型バイクは雨風のなかでも快適により安全に配送できるものとなっています。しかも、悪天候のときこそ宅配需要は増えるものなので、デリバリーを検討してみたいという人は、まずは気になる全天候型バイクについて調べてみてはいかがでしょうか。

デリバリーバイクについて紹介しました。コロナ渦でデリバリーバイクの需要が大きく増えました。デリバリーの仕事をする際は、バイクは必須です。デリバリーの仕事は、体力が必要になる仕事なので、デリバリーに適したバイクで少しでも楽をしましょう。

【東京】おすすめのデリバリーバイクレンタルサービス

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