故障や事故の場合はどうなる?バイクをレンタルしているときは保険・補償内容に注目!
デリバリーサービスの提供には、レンタルバイクがよく利用されています。しかし、バイクをレンタルする時は、気を付けなければならないポイントがあるのです。今回の記事では、バイクをレンタルした場合の保険や保証内容を解説します。安心なサポートがあれば、デリバリーサービスでのレンタルバイクを上手く活用できるので、参考としてください。
保険と・補償は基本料金に含まれていることが多い
レンタルバイクサービスには、基本料金に以下のような任意保険が付帯していることが多いようです。デリバリーサービスは住宅街への出入りが多く、通常時よりもトラブルになる可能性が増えてしまいますよね。とくに、歩行者や自転車との接触などの対人トラブルや、家の外壁や車、塀、自転車などと接触する対物トラブルの危険もあるでしょう。そのため万が一に備えて、基本プランには最低限必要な保険が含まれています。基本プランに含まれている、最低限の保険の例を紹介しましょう。
対人賠償
対人賠償責任保険とは、運転中の事故によって相手がケガや死亡した場合に、相手への賠償として支払われる保険です。対人賠償は自賠責保険とも重複しますが、賄いきれない金額を負担してくれます。とくに、相手が死亡または後遺症を負ってしまった場合は、高額な賠償が必要となる場合もあるため、万が一の時に安心ですね。
対物賠償
対物賠償責任保険とは、運転中の事故によって他人の家や車などの財産に損害を与えてしまった場合に、相手への賠償として支払われる保険です。運転中に、他人の財産に損害を与えてしまった場合には法律上でも賠償責任が発生するため、万が一に備えておきましょう。
搭乗者傷害
搭乗者傷害保険とは、運転者または同乗者が事故でケガを負った際に、損害を補償する保険です。対人賠償、対物賠償がドライバー以外の人や物に適応される保険であったのに対して、この保険はドライバーを含め搭乗しているすべての人が保障を受けられます。
有料オプションでサポートを手厚くすることも可能
レンタルバイクは、基本プランに加えてオプションを付けることも可能です。ここまで解説した保険は、バイクをレンタルする際に最低限必要な保険でしたが、さらにオプションをつけることで手厚いサポートが受けられます。必要に応じてオプションをカスタマイズすることで、より安心感を得られるでしょう。
サポート内容
万が一事故で車両の修理が必要になった場合に備えて、車両保障保険があります。この保険は車両の修理が必要な場合に免責金額の上限を設けて、一定額以上の支払いは保険でカバーできるものです。保障内容は車両のクラスによって変動しますが、目安を以下で紹介しましょう。
・50㏄1日500円/免責金額20,000円
・150㏄1日1,000円/免責金額50,000円
・650㏄1日2,500円/免責金額100,000円
たとえば、50㏄の場合の修理代が20,000円以上の場合、免責金額を超える分は保障されるため20,000円以上の請求をされることはありません。
メリット
オプションを付けることで1日分の費用はかかりますが、万が一に備えておくことで得られるメリットがあります。修理が必要な場合の修理費の負担がかからないことは安心ですよね。とくに、デリバリーサービスを行う場合、スタッフの運転スキルに差があること、住宅地などの狭い道の出入りが頻繁になること、配達時間を最短で届けなければいけないなどの条件が重なり、一般的な運転以上に事故の危険性が高まります。短期的に見たらコストがかかるものですが、長期的に見るとデリバリーサービスにとって有益なサポートサービスです。安心安全の保障のもと、運転できる環境を用意することでよりよいサービスへと発展させられるでしょう。
困ったことがあればカスタマーサポートに連絡
24時間365日対応してくれる、カスタマーサポートを用意しているケースもあるので安心です。たとえば、バイクのトラブルとして予測されるものには、パンク、ガス欠、タイヤが回らない、走行不能などのトラブルなどがあります。何か困ったことが起きた時に、いつでも対応してくれるサポートがあれば、安心して利用できますね。また、保険・保障を受けるには免許の有無、飲酒、ヘルメット着用といった基本的な項目から事故時の対応として警察への届け、相手と示談した場合などの対応、貸渡時間などの条件があるため事前に確認しましょう。
今回は、デリバリーサービスにもおすすめのレンタルバイクの保険・保障について紹介しました。バイクをレンタルする場合、故障や事故の心配もありますが、保険があることで安心して利用しやすくなるでしょう。バイクをレンタルする場合は、基本プランの内容、オプションの内容、適用条件を確かめて、利用内容に合わせて選ぶようにしてください。万が一大きな損失を出さないためにも、保険や保障が用意されていると安心ですね。これからのデリバリーサービスやバイクレンタルの参考としてみてください。