バイクが急に故障!故障した時に何をすべき?
長距離運転から、近場の買い物まで幅広く使用用途のある便利さが魅力のバイク。しかし、運転中や今まさに使用しようと思ったときに急に動かなくなってしまったら、どうしたらよいのでしょうか。
今回は、そんなバイクが故障したときにどう動いたらいいのか、また、どこに連絡したらいいのかなどについてまとめてみました。
バイクが故障したらまずどう対応すべき?
いきなり故障してしまうと誰しも焦ってしまうものです。しかし、「自宅でエンジンをかけようとしたら故障していた」など安全な場所での故障は稀で、たいていは一般道や高速道路を運転中に突然故障してしまいます。
ここでは、そういったよくあるケースでの対応や依頼先についてみていきましょう。
バイクが故障した際の初期対応
安全のための適切な行動は以下の3つです。
①交通の妨げにならに場所に移動させる
②三角板や非常点滅表示灯を使用する
③修理可能な場所・店舗に運ぶ
レッカーで移動するならどこに依頼すべき?
「使用しているバイクが大きすぎて手動で運べない」「修理先が遠い」などといった理由でバイクを自力で運ぶことが困難なケースはよくあります。そういった場合はレッカー移動を依頼するのがおすすめです。ここではレッカー移動の依頼先を紹介します。
ロードサービス
JAFなどが提供しているロードサービスまたは、任意保険加入者はその範囲でのロードサービスを利用するという手があります。ロードサービスとは、自動車やバイクの緊急時に利用できるもので、パンクや燃料切れなど、よくあるトラブルに対して出張対応してもらうことができます。
JAFなどは故障者の牽引・レッカー移動にも対応が可能となっています。
※JAFとは、一般社団法人日本自動車連盟のことで、全国へのロードサービスの拡大や国際免許の申請代行、自動車税やガソリン代値下げ要望を政府に提出するなど、「ドライバーの利益と交通安全」を掲げた活動を展開している組織のことです。
バイクショップ
ショップによってはレッカーサービスしてくれることがあります。しかも、バイクショップに依頼した場合は、依頼した店舗にレッカー移動させ、そのまま修理してもらうことができるため、手間が少ないのが魅力です。
ただし、レッカー移動してくれる地域や店舗が限定されているため、注意が必要です。
その他
他にも整備工場やガソリンスタンド、サイクリングショップでも場所によっては、バイクを修理してくれることがあります。対応できるバイクは依頼先によってことなるため、「持ち込んだけど修理対応していなかった」とならないよう、事前確認が必須です。
また、トラックやレッカー車を手配できる友人や知人がいるなら、彼らに頼むという手もあります。ロードサービスやバイクショップにしても、それなりの費用がかかってしまいます。友人や知人の場合だと、友人価格で費用に関して多少割安でサポートしてくれることが多いです。
ただし、ロードサービスのようにトラブルが起きた際の対応をしてくれるという保証はありませんので、よく考えて依頼をする必要があるでしょう。
電話依頼の際注意すること
故障時の連絡は、現在の場所や状況を正確に伝えることがとても大切です。伝達が上手くいかないと、レッカー車の到着が遅れてしまうことがあるからです。具体的には現在位置の説明(住所や国道、目印になるもの)やバイクの故障状態、車種などです。
自分で上手く伝える自信のない人でも、依頼先には故障時の対応に慣れている人も多いので、聞かれた質問にきちんと答えて相手に必要な情報を伝えられるようにしましょう。
レッカー移動後に行うこと
自宅にレッカー移動しない限り、バイクには保管料が発生してしまいます。そのため、レッカー移動後にはバイクを修理するのか、廃車するのかという決断が早めに求められることになります。
バイク修理に時間がかかるケース
バイク修理にかかる時間は、故障状態や車種によって大きく異なりますが、おおよそ「故障原因の特定に時間がかかる」または「部品調達に時間がかかる」ことが主な原因といわれています。
バイク修理にコストがかかりやすいケース
修理にコストがかかりやすいものがあります。以下の3つが主なコスト増の主因です。
・海外製のバイク(国産より修理コストが高く、部品が市場に出回っていない)
・古い年式のバイク(対応不品が少なく、整備に手間がかかる)
・排気量の多いバイク(排気量が多くなるほど部品価格が高くなる)
レンタルしている場合保証やサポートで確認しよう
レンタルしている場合は、基本料金に以下のような保険や保証が含まれていることが多いです。レンタル先に確認してみましょう。
対人賠償
運転中の事ゆえによって相手がケガや死亡した場合に、相手への賠償として支払われる保険です。対人賠償は自賠責保険とも重複しますが、賄いきれない金額を負担してくれます。
対物賠償
運転中の事ゆえによって他人の家や車などの財産に損害を与えてしまった場合に、相手への賠償として支払われる保険です。運転中に他人の財産に損害を与えてしまった場合には、法律上でも賠償責任が発生するため、万が一でも備えておきましょう。
搭乗者傷害
運転者または、同乗者が底でケガを負った際に損害を保証する保険です。対人賠償、対物賠償がドライバー以外の人や物に適応される保険であったのに対して、この保険はドライバーを含め搭乗しているすべての人が保障を受けることができます。
車両保険
この保険は車両の修理が必要な場合に免責金額の上限を設けて一定以上の支払いは保険でカバーできるものになります。保障内容は車両のクラスによって変動しますので注意が必要です。
まとめ
今回はバイクの故障とその対応について詳しく解説してみました。急な故障は本当に困るし、不安にもなります。故障時に自分がするべき行動はそれほど多くありませんので落ち着いて周囲の安全を確保した後依頼先などを探すようにしましょう。
バイクを運転する人は万が一の故障に備え、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。